メルセデス・ベンツはこのほど4代目となる新型Aクラスを発表した。呼びかけるだけでシステムが起動するインターフェイスを採用し、またユーザーの好みを人工知能が学習するなど、賢さが進化している。
・ネット接続がなくても音声操作
デザインや快適さなどが洗練されているのはもちろんのこと、今回は最先端テクノロジーを満載している点に注目がいく。
音声コントロールシステムを搭載し、「Hey Mercedes!」と呼びかけてシステムを起動できる。「エアコンを25度にして」などと話しかけて操作したり、あるいは「暑い」と言うだけで自動で温度調整してくれたりする。
音声認識にはローカルとクラウドによる同時処理システムを採用しているので、ネットに接続しない環境でも利用できる。
・交通状況のリアルタイム判断も
また、搭載した人工知能がユーザーの好みや習慣を学習するので、使えば使うほどに“かゆいところに手が届く”的になってくるのも特徴だ。
たとえば、好みのニュースラジオ番組を提案してきたり、よく行く目的地などへのルートや所要時間をディスプレイに表示したりする。
オプションとなるが、他の車からのリアルタイム情報を活用して渋滞や事故などを回避するルートに自動修正する機能もある。
新Aクラスの価格はまだ明らかにされていないが、3月からプレオーダーの受け付けが始まるようだ。
Daimler