これは、モーションセンサーとライトセンサーを搭載したセキュリティーガジェット。あらゆる形式の収納や出入り口などに対応するとしている。
あらゆる使い道を見出だせる製品だが、その開発の裏側にはアメリカ特有の事情があるようだ。
・様々な収納スペースに対応
Duoは専用セルラー回線を経由し、使用者のスマホアプリと連動する。
照明がなく、周囲に動くものがない場所であればどこでも設置可能だ。押入れ、タンス、ガレージのシャッター、ブリーフケース、車内、金庫等。Duoが作動している状態でこれらを開ければ、即座に通知が行き届くというわけだ。
1回の満充電で、じつに1年もの間待機できるという。先述のように、この製品はセルラー回線を使うから安定した通信も見込める。
なお、筆者がこの記事を書いている時点ですでに出資金が3万ドル(約330万円)以上集まった。Duoの開発者は、調達金額が3万ドルを超えた場合は製品に位置情報機能を搭載すると公約している。
・子供の誤射を防ぐ
じつはこのDuo、本来は銃を格納するロッカーに設置することを想定した製品である。
アメリカでは、子供がガンロッカーから勝手に銃を取り出してしまうということが社会問題化している。先日もロサンゼルスの中学校で発生したが、子供による誤射事故が多発しているのだ。
一方で、ガンロッカーに複雑な錠前をつけるわけにもいかない。不審者が現れた時、即座に応戦することができなくなるからだ。
だからこそ、Duoのようなセキュリティーグッズが求められるというわけだ。
・199ドルでプレオーダー
Duoは現在、Indiegogoのキャンペーンページにおいて199ドル(約2万2000円)からのプレオーダーを展開している。これは製品本体と、終身データプランがセットになった価格だ。
配送は今年10月を予定している。
Indiegogo