人間の筋肉が活動すると、体内で化学反応が起こり、乳酸が生成される。この乳酸は、体内で多く作られれば作られるほど、汗をたくさんかく。この仕組みに注目したのがこの“タトゥー型”ツールで、これがスポーツ選手たちの身体活動を測定し、体内で起きている化学反応をキャッチする。
これまで、乳酸値を測定するには、血液検査をおこなうのが通例だったが、このツールを用いれば、注射などで身体に負担をかけることなく、もっと気軽に乳酸値の測定が可能になる。また、このツールはスポーツ選手だけでなく、メタボリック症候群の患者などが、身体の“代謝の状態”をモニターする手助けにもなりそうだという。
ただ皮膚にシールを貼るだけというお手軽なツール、日本のスポーツ界にも普及していくかもしれない。
UCSD tattoo