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Tech 【Interview】日本初上陸の電動ハイブリッドバイク「Airwheel R6」の性能と販売秘話に迫る

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【Interview】日本初上陸の電動ハイブリッドバイク「Airwheel R6」の性能と販売秘話に迫る

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クラウドファンディングでの資金調達を達成した電動ハイブリッドバイク「Airwheel R6」。世界的にもみてスマートモビリティは注目を集める分野で、世界各国で開発が進められている。今回は「Airwheel R6」の日本販売を行うAFU株式会社のエミリさんにインタビューを行い、「Airwheel R6」について、また世界的なスマートモビリティ市場のお話について伺った。

コンパクトサイズなのに大容量バッテリーを搭載!


Q1: 電動ハイブリッドバイク「Airwheel R6」の大きな特徴、これまでの折りたたみ自転車や電動自転車と比べより優れている点をお聞かせください。
R6は伝統的な電動自転車とは違い、電動モード(フル電動、モーターの力だけで走行)だけではなく、モペットモード(ペダルとモーター両方使い、パワーと距離の両立)、自転車モード(バッテリー消耗無し、ペダルだけの走行)も設けております。ユーザーは、利用時にモードを必要に応じて切り替えることが可能です。ある意味では、同じ電力で走れる距離を伸ばしていると言えます。市販の折りたたみ自転車は、ユーザーが手で折りたたまなければいけませんが、折りたたみの操作が複雑で、ユーザー体験的にはあまり良くない機種もあります。しかしR6の折りたたみ操作が電動的で、ユーザーがボタンを1回だけ押したら簡単に伸縮できます。しかも、車体伸縮後の長さはわずか85cmとなり、車のトランク等に簡単に入れられる点は大きな特徴でしょう。

Q2: GREEN FUNDINGでのクラウドファンディングで資金調達を達成したことも話題になっていましたが、クラウドファンディングでの資金調達に至った経緯、また実施中の周囲(支援者さんなど)からどんな声が聞かれましたか?
GREEN FUNDINGでクラウドファンディングを開始後、プロジェクトを取り上げて応援いただいたネットメディアに興味を持っていただき、たくさんのお客様からお問い合わせをいただきました。GREEN FUNDINGサイトの担当者の方からもいろいろなアドバイスをいただきまして、皆様に感謝しております。支援者の皆様としては、一番気になるのは方向指示器やバックミラー等の部品の装着だと思います。これらは、原動機付き自転車として登録に必要になるからです。プロジェクト開始時は、これらの部品についてはまだ業者さんがデザイン中で、プロジェクト頁に載せておりませんでした。しかし、デザイン完成後、早急にプロジェクトに内容を追加致しました。R6は車両としての保安部品が装備され、原動機付き自転車の登録も支障なく、ユーザーが安心してご利用いただける商品になり、皆様の暖かいご支援のお陰様で資金調達を達成しました。誠にありがとうございます!

市場拡大中!期待が寄せられるスマートモビリティ

Q3: Airwheel社は、2013年に中国で設立されて以来、スマートモビリティのトップブランドとして業界をリードされていらっしゃいますが、日本におけるスマートモビリティの現状、また世界的にみたスマートモビリティ市場の動向について見解をお伺いできますか?
現在、Airwheel社のスマートモビリティ製品は中国だけではなく、全世界の68ヶ国(特にアメリカやベルギー等の欧米国)でも販売されております。弊社の調査データから見ると、日本でも世界でも、スマートモビリティの市場がまだまだ広まると思われます。なぜかというと、限りあるエネルギー資源を今後どのように利用していくかは、世界的な課題となっているからです。その中でエコな新エネルギーは未来の主な動力として注目されています。また、今後のAI(人工知能)技術の応用、もしくはネットワークの接続によって、製品をよりスマート化することができ、ユーザー体験をより豊富にすることも考えられます。現状から言うと、日本には坂道が多く、まずは駅からの「3キロ」を解決する必要があるではないかと思われます。普通の自転車ですと、やはり大変だと思ってしまうケースがあります。今後は、バランススクーター、電気バスといった新しい交通手段は欧米だけではなく、世界三位の経済大国の日本にもだんだん受けいれられていくのではないかと感じております。

Q4: 現在開発中・今後世界展開を予定されているスマートモビリティがあればお聞かせいただけますでしょうか?また御社の今後の展望などもお聞かせください。
R6のような電動バイクはいくら便利といっても、お年をめされていると不便なところがあるのではないかと存じます。弊社では、これからAirwheel社の電動車椅子を日本市場に進出させたいと検討しています。AFUでもAirwheel社でもユーザーのニーズを一番に考えております。Airwheel社の将来的な製品開発の計画としては、ユーザーがもっと楽に走行できるようなスマートで省エネの商品を展開していきたいと考えています。また、自己バランススクーターといった、製品自体にバランス感があって、外力を加えても倒れず、安全性が一段と進化できるような製品の開発も進めています。加えて、持ち主の顔を認識できる機能、ユーザーが動いてきた道を記録できる機能、AI技術を利用したスマートな製品を開発していきたいと思っています。「将来的に」と言っても、実は上記述べた商品は2018年の年末に発表される予定となります。これから、どの業界でもAI(人工知能)技術の普及が予想されます。ユーザーとしては、使い勝手がよく便利で、高いコストパフォーマンスを誇る商品を利用できるようになるはずです。AFUとしても、独自開発技術を通してユーザーのニーズに応え、迅速に商品を作り出すことのできるAirwheel社と連携し、もっとスマートな生活のアシスタント商品を提供することができれば幸いに存じます。ぜひ、日本の皆様もこれから、AFU及びAirwheel社を応援のほどよろしくお願い申し上げます!

様々な課題を解決する一つの手段としても大きな可能性を持つスマートモビリティ市場には、今後ますます注目が集まりそうだ。
Airwheel R6 - GREEN FUNDING by T-SITE
(構成・文 Asuka Kawaguchi)

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