・ソファーベッドの付属パーツをオープンソースで公開
イケアは、オープンソースを取り入れた第一弾プロダクトとして、著名デザイナーのトム・ディクソン(Tom Dixon)氏とのコラボレーションにより、モジュール式ソファーベッド「DELAKTIG」を開発。
7名のデザイナーから構成されるイケアの専門研究機関「SPACE10」と「Opendesk」の共同プロジェクトチームでは、ソファの脚や肘掛け、マガジンラック、テーブル、パーティションなど、「DELAKTIG」の付属パーツを設計した。
これら付属パーツのデザインのデジタルデータは、オンラインプラットフォームでオープンソースとして公開される方針。
誰でも、自由にダウンロードしたり、カスタマイズすることができ、デジタルデータを元に、レーザーカッターで材料を切断し、組み立てて、「DELAKTIG」に装着する流れとなっている。
・大量生産とオープンソースを融合させた新たな家具のかたち
イケアは、「DELAKTIG」を2018年2月、欧州で発売する予定。
従来の大量生産とオープンソース型のカスタマイズツールを融合させることによって、ユーザーの好みやニーズに合わせた家具をユーザー自身がデザインできる、ユニークな家具づくりの試みとして、注目されている。(文 松岡由希子)
DELAKTIG