今や個人情報を含むプライベート情報も、パソコンやスマートフォンで管理することが多くなった。とはいえ、いつでもどこでもプライベート情報にアクセスできるようになった一方、どうしても気になるのはセキュリティ面である。また、タブレットやスマートフォンの登場で、タッチスクリーンという操作方法が一般的になり、視覚的な操作が容易になった。

「Fiberio」もそんなタッチスクリーンのひとつだが、世界に先駆けて、個人の“指紋認証”を識別できる機能をもっているという。“指紋認証”機能により、ユーザーはプライベートな情報にそのままログインしたり、特定のユーザーのみ、あるコンテンツにアクセスするようなことが可能になる。しかも“指紋認証”の正確度は、FBI基準並みだというから安心だ。

テーブル型の「Fiberio」は、下からプロジェクターで光を照射し、テーブル面スクリーンに画像を表示する。平らな画面パネルには、6マイクロメートルという非常に小さな光ファイバー素材が垂直に配置されており、これがユーザーの指紋を認識。ディスプレイに画像を表示しつつ、同時に“指紋認証”をおこなえる点が、これまでにない画期的な特徴となっている。

この「Fiberio」は、改良を重ねて専用のプロジェクターが不要になることを目指しており、今後はよりコンパクトな形状になっていくかもしれない。

Fiberio