誰でも参加でき、ユーザーになると「○月○日、○○公園のベンチのペンキ塗りを行います。市の許可取得済み。参加できる人は刷毛を持参して」などとイベント情報を掲示できる。一方、興味のあるイベントを見つけたら主催者に「参加したい」などとメッセージを送ることができ、実際に参加して知り合いの輪を広げられる。
このアプリについて、設立者は「住民らが互いに交流できるイベント情報を共有するデジタル掲示板」と説明する。スマートフォンやタブレットの浸透により、現代では人のつながりが希薄化しているなどといった批判もあるが、このアプリは端末を活用して逆に人と人を結びつけるのが目的だ。「身近なところでイベントがあると知ったら、参加してみたくなるはず」と、ローカル色を前面に出した掲示板の意義を強調する。
このアプリにはニューヨークのコロンビア大学やニューヨーク大学の学生も参加している。趣味のサークルなどに“ご近所”を巻き込むのが狙いだ。また、同アプリは商店や事業所、教会、民間組織などにも声をかけており、今後は掲示される情報をさらに増やし、将来的には他のエリア、そしてニューヨーク以外の都市でのサービス展開も視野に入れている。アプリはiPhone専用。
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