乗客に、プチコンビニのサービスを提供する一方で、お金を少しでも多く稼ぎたいというドライバーの願望に応えるもので月平均130ドル(約1万4000円)の副収入となっている。
・運転席横が陳列棚
Cargoはニューヨークのスタートアップが開発したプラットフォーム。早い話、Uber車内をコンビニにしてしまおうという発想だ。
Cargo専用の透明な入れ物を運転席と助手席の間に設置し、そこに商品を陳列する。乗客はその中に欲しいものがあれば、PayPalやApple Payなどで購入できるという至ってシンプルな仕組みだ。
・サンプル配布も
面白いのは、このサービス、商品提供元にとってマーケティング的な使い方ができるという点。消費者への露出を増やせるのはもちろん、無料のサンプルを車内で配ることもできる。
売り上げや宣伝効果を期待して、商品陳列を申し込む企業は多いらしく、陳列の入れ物はほぼフル状態なのだという。
・間もなく米国で全国展開
商品が売れた場合、その価格の25%と1ドルが手数料としてドライバーに支払われる。また、乗客がCargoのサイトからサンプル品を注文した場合も1ドルがドライバーに支払われる。つまり、実際に商品が売れなくても収入につながる可能性もあるのだ。
Cargoによると、多い人で月500ドルほど、平均して月130ドルの副収入につながっているとのこと。現在はエリア限定のサービスだが、間もなく米国全土で展開する予定という。
Cargo