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Social Media 【Interview】インスタが得意な人はBtoCのビジネスに向いている!?なぜ「インスタ就活」を行うか聞いてみた

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【Interview】インスタが得意な人はBtoCのビジネスに向いている!?なぜ「インスタ就活」を行うか聞いてみた

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若い世代を中心に絶大な指示を集めるSNSのインスタグラム。2017年には「インスタ映え」が流行語大賞となり、ますます盛り上がりを見せているインスタグラムだが、最近では企業の就職活動にも活かされているのをご存知だろうか。

今回は、「東京アイスクリームランド」などインフルエンサー向けのPR事業を手がけるSTARS株式会社とCROOZ株式会社の取り組みである「インスタ就活」に密着。CROOZといえば、事業ポートフォリオを何度も見直し、その時々で事業の売却やピボットなどをしながら成長を続ける企業として知られている。インスタ映えと就職活動を結びつけた、まさに時流に合わせた採用イベントを手がける理由について、CROOZ プライスレス担当執行役員の諸戸友氏に話を伺った。

インスタが得意な人はBtoCのビジネスに向いている?

Q1:なぜInstagramに特化した就職活動を行おうと思ったのですか?
まず我々の求める人材として、「素直さ」「貪欲さ」「チャレンジ性」がある学生を採用したいという思いがあります。学生時代にどこの部活動に入っていたのか、どんなことを学んでいたかはあまり関係がなく、何か1つのことに対して夢中になってのめり込み、結果を残した経験を持っていることが大事だと考えています。そのうちの1つがインスタグラムでもいいと思っているので「インスタ就活」を始めたのです。

世の中の情報に対して感度が高く、かつどう発信すればより多くの人にいいねやフォローしてもらうのか。写真を投稿するのも「インスタ映え」するのはどういう構図なのかを考えなくてはなりませんよね。自分で見て感じたものをアウトプットして「いいね数」や「フォロワー数」に返ってくるのは、ビジネススキームを作るのに似ています。我々としても「SHOPLIST」という若い世代に向けたサービスを展開しているので、インスタグラムでの発信力はBtoC向けのビジネスにおいて、必要なスキルであると認識しています。

Q2:企業にとってSNSに強い学生を採用するメリット・デメリットをあげてください。
インスタグラムにおいて、フォロワーを多く獲得するためのロジックを知っている、つまり結果を出すプロセスを知っているということになりますので、結果が求められるビジネスの世界でも適応できる顕在能力を有している学生を採用できるのがメリットです。

一方で、デメリットもあります。それは、ビジネスリテラシーの低さです。企業側にとって、マイナスブランディングになってしまうことも、ビジネスリテラシーを知っていないと、炎上リスクやお客様に大変な不快を与えてしまうおそれもあります。特に我々の場合、上場企業ですのでインサイダー情報など機密事項に触れてしまった場合、とり返しがつかない状況になってしまいます。そうならないためにも、SNSに強い学生を採用する場合には、まずは社会人として求められるビジネスリテラシーを教育していく必要があると思っています。

今後はインターンと絡めた仕組みを

Q3:前回のインスタ就活の様子や感想を教えて頂けますか?
CROOZとしては今回でインスタ就活は3回目になるのですが、まず1、2回目を終えた段階での率直な意見としては「採用イベントとしては結果が出ない」ということでした。
CROOZという会社で、インスタグラムに特化した就職活動を行うみたいなのでとりあえず参加してみた、という学生もいるためインスタ就活に参加したからといってCROOZに入社したいという考えには結びつかないとわかったのです。

そこで、採用イベントという考えよりもPR、採用ブランディングや学生との情報交換の場として我々のことを知ってもらうという位置付けで今は考えています。ただ、インスタ就活をやったことで、普段の企業説明会では会えない面白い学生と出会えるようになったことはプラスになっていると感じています。

Q4:今後のインスタ就活の活用法についてあれば教えてください。

インスタ就活はこれまで我々のオフィスで少人数の開催で行っておりましたが、今後は同じようにインスタ就活に興味を持っている企業と合同で大規模なイベントができればと思っています。また、今までワークショップを通じて、その日限りの完結型になっていたのですが、お題を決めて学生にワークショップを行ってもらったあと、本当にいい内容のものがあれば採用し、インターンとして働いてもらう仕組みを作っていければと思っています。

インターンでとして働いてもらう場合も、しっかりとした予算をつけて、結果を出してもらうことを実際に体感してもらいます。そうすることで学生は社会人としてやっていける自信もつきますし、仮にCROOZに入社しなくても、他社選考で受ける際の実績にもなると思います。インスタ就活を通して、参加してくれた学生が我々のことを発信してくれることで、CROOZのことに興味を持ってくれる。そして、企業説明会や選考に参加してくれる。このような流れができるよう、今後も開催していきたいと思います。

    インスタ就活に参加した理由は、
  • 学生団体を運営していて、インスタグラムの運用を学びたい(19歳 男)

  • 趣味のブログを書くようになってフォロワーが増えたが、さらに増やす方法を学びたい(21歳 男)

  • 留学経験があり、#タグを工夫したらフォロワーが増えた。就活を控えているので発信する内容について学びたい(22歳 女)

など意欲的なマインドを持つ学生が多く参加した。SNSを就職活動にどう活用していくのか、フォロワー数が多い方が有利なのか、などが学生からのリアルな声を反映させたインスタ就活は、非常に内容の濃いものであった。今後このような取り組みが色々な企業で行われる日が来るのかもしれない。
インスタ就活

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