そうした犯罪対策としてセキュリティカメラがあるが、これは未然に防ぐというより、どちらかというと犯人探しに活躍する。
そこでスイスのスタートアップMitipiが開発したのが、音と光で在宅を装えるスマートスピーカー「Kevin」だ。
・LEDライトで在宅を演出
Kevinはファブリックに覆われた、一見普通のスピーカー。しかし、背面にはいくつものLEDライトを備えている。
このライトはそれぞれ異なる方角を照らすことができ、これにより部屋のあちこちのライトをつけたり消したりしているように見せかけたり、光の影を演出したりすることができる。
空き巣対策として、部屋の照明をつけたままにするケースがあるが、同じ箇所の照明が付けっ放しというのは、見せかけであることが丸わかりになってしまうことを念頭に置いている。
・アプリでタイミング設定
また、Kevinはテレビやシャワーといった生活音を流すことができる。
Kevin専用のアプリでは、どのタイミングでどんな音や光を出すかカスタマイズすることも可能だ。決まったパターンで電気がつく、というマンネリで空き巣犯に気づかれないよう、数週間の留守を守るだけの“コンテンツ”が用意されているとのこと。
Kevinは間もなくKickstarter登場を予定していて、出資額は200〜250ドル(約2万2000〜2万8000円)となる見込み。気になる人はMitipiのサイトでニュースレター登録をしておくと良さそうだ。
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