しかし、米国のSuitable Technologies社が開発しているのは、そうしたビデオチャット機能にロボットを組み合わせたデバイス。
このほど発表した「BeamPro 2」は、遠隔地にいる人がロボットを動かしながら映像コミュニケーションをとれるというもの。電話会議や遠隔医療などでの活用を想定している。
・障害物センサー搭載
高性能なセキュリティカメラでは、遠隔からズームしたり、カメラの角度を調整したりすることは可能だ。しかし、BeamProの場合、車輪がついていて自由自在に動かすことができる。
しかも最新のBeamPro 2には障害物を感知するセンサーが搭載され、人や物を避けながら動く。開発元によると、病院や学校、製造現場、美術館など人が多いところでも十分機能するという。
・距離を超えて自然な会話
また、BeamPro 2では、24インチのディスプレイに広角の12メガピクセルHDカメラ2つを備え、3D深度センサーも搭載。
明るさを自動調整するセンサーや3つのスピーカーなどととともに、あたかも相対しているかのような自然なコミュニケーションを提供する。
例えば、大企業の社長が、海外にある工場を視察するとき、実際に足を運ぶのではなくBeamPro 2を使って工場内を順に見回り、社員とコミュニケーションをとる、なんて使い方ができそう。
BeamPro 2の価格は未定ながら、今夏にも発売される見込みだ。
BeamPro 2