そのネブライザ、病院などにある据え置き型ではなく、どこにでも持ち運べるように開発された「Avya」を今回は紹介しよう。
ナノ粒子の噴霧を発生させられる、米国食品医薬品局(FDA)認可の装置だ。
・違和感にすぐに対処
アレルギーや、大気汚染などにより、世界的に呼吸器系疾患の患者は増えているのだという。
そこで、ニューヨーク拠点の医療スタートアップAura Medicalが開発したのが、充電式バッテリーで作動するポータブルな「Avya」。
鼻や喉に違和感を感じたら、すぐに取り出して使えるというのがセールスポイントだ。
・噴霧の温度調整も
使い方は至ってシンプル。専用の食塩水を装置に入れ、電源をオンにするだけ。Avyaにはヒーターが内蔵されていて、細かな噴霧がつくられる。
あとは、鼻から吸入すると、噴霧が気道に広がって症状が抑えられる。ちなみに、噴霧の温度は調整できるようになっている。
症状はいつ出るかわからない。特に子どもの場合は急な発症が多い。日常でも、旅行でも使えるこうしたネブライザがあると安心だろう。
Avya は現在、クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達中。すでに目標額は達成して商品化はほぼ確実な情勢だ。現在、149ドル(約1万7000円)の出資で入手できるので、症状に悩む方はチェックしてみてはどうだろう。出資期限は3月15日。
Avya/Kickstarter