これはオフロードでの走行を想定した製品である。泥まみれの道や凸凹だらけの道、それらを難なく駆け抜けるため、非常に斬新な形状のサスペンションが取り付けられている。
・凹凸を乗り越える「ロッカーブリッジ」
KKA S1のデザインを一言で言い表すならば、「4本足」である。
電動スケボーの車輪は当然ながら4つだが、そのひとつずつに独立した脚が付いている。ロッカーブリッジというものであるが、要はそれにサスペンションを組み込んでいるというわけだ。
操縦者の姿勢が傾けば、その体重移動に合わせて脚のサスペンションが働く。従来型のスケートボードのように車輪がそのまま固定並列されているというわけではないから、段差に対しても非常に強い。旋回半径も、ロッカーブリッジ搭載により小さくなる。
最大速度は時速35km、最大移動距離は40km。25度の登坂能力を持ち、もちろん防水仕様である。
さらに、本体前方にはライト、後方にはテールランプが設置されている。他の車両に認識されるよう、工夫が施されている。
・雨ニモマケズ、泥ニモマケズ
クラウドファンディング「Kickstarter」でのキャンペーンページには、まるでモトクロスのコースのような場所で走行している動画も用意されている。それでも足りぬとばかりに、水たまりに浸して泥まみれにさせている映像も。KKA S1の防水機能に問題はなさそうだ。
この製品は現在、6010香港ドル(約8万5000円)で提供を約束している。日本への配送にも対応しているが、その場合は別途400香港ドル(約5600円)の手数料が加算される。
出資者への配送は3月から。
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