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身障者用駐車スペースの違法占領を通報するアプリ「Parking Mobility」

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Parking Mobility電車やバスの優先座席設置、街のバリアフリー化など身体障害者に優しい街づくりは各国で進められている。しかし、どこの国にも健常者であるにもかかわらず身障者用の駐車スペースを占拠する人はいる。そうした違法占領を通報するアプリ「Parking Mobility」が北米でサービスを展開している。違法駐車の写真をスマートフォンで撮って送信すれば、当局に報告することができるというもので、違反駐車したドライバーに科せられる罰金の20%が身障者団体などに“寄付”される。

米国では健常者が身障者用駐車スペースを使った場合、違法駐車として罰金を徴収する。にもかかわらずこの種の違法駐車は後を絶たず、このアプリは苦肉の策ともいえる。身障者でなくてもこのアプリを利用でき、車のナンバープレート、車のフロント部分(身障者IDが掲示されていないことを証明)、そして身障者用スペースに駐車していることがわかる全体写真の3枚を撮影して提出するだけでいい。すると、Parking Mobilityが各自治体の様式に合わせたリポートを作成して当局に提出する。

このアプリでユニークなのは、ただ通報するだけでなく、違反駐車したドライバーから徴収される罰金の20%が身障者団体などに寄付されることだろう。本来、身障者駐車スペースが健常者によって使われるということはあってはならないが、“迷惑料”として罰金の一部が身障者コミュニティや福祉団体などに還元される。

非営利団体が開発したこのアプリはiOS、Android、BlackBerryに対応。このシステムを受け入れる自治体を増やそうと現在、草の根活動を展開している。

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