・ジェスチャーやタッチによる操作
「smart sleeve」はアームカバーのように、腕に装着し使用するデバイス。もう片方の手や指を使ってデバイズを操作することで様々な指示を出すことができる仕組みだ。デバイス表面、またはデバイスそのものを変形させる2種類の入力モードを選び操作することができる。デバイスの表面を利用するタイプでは、上下左右にスワイプしたりこすったりで入力でき、デバイスそのものを変形させるタイプでは、袖を引っ張ったり、袖を上げたり、めくる・折るなどのほか、肘を曲げるなどの方法で入力を可能にする。
・日常生活での活用方法
テレビなどを操作する場合、「smart sleeve」を装着した腕を曲げることで再生、片方の手で「smart sleeve」を撫でることで早送り、巻き戻しなどの操作を行うことができるようになるという。また、画面の拡大・縮小といった操作も洋服の上でスワイプすれば可能になる。「smart sleeve」は腕部分のみのデバイスになるが、このセンサーをさらに広範囲に利用すると屈む、体をよじる、締め付ける、伸びるといった動作での相互作用も期待できるという。
研究チームは今後も、圧力と変形による入力様式の使用法についてさらなる調査を重ねていくと発表している。
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