ギアなどは何かしらの薬剤で摩擦を極力抑えることにより、順調に駆動するようになる。この記事でご紹介する「LSベルハンマー グリーススプレー」は、究極の潤滑性能を追求した逸品である。
だがそのせいで、むしろ取扱注意の表記をせざるを得ないらしい。
・金属表面を平らにする
金属の表面は、じつは凹凸だらけだ。ギアや金属部品の可動部に潤滑剤を塗布しなければならない理由は、そこにある。
LSベルハンマーの極圧剤は、この凹凸に入り込む。そこで金属と反応し、滑らかな被膜を形成するというのだ。
金属表面の凹凸は、もちろん肉眼では見ることができない。しかし、確かに存在するものだ。それをなくすということは、表面が平らになるということである。当然、より滑りやすくなる。結果、ギシギシと音を立てる駆動部に吹き付けるだけで見違えるようなパフォーマンスを望めるという。
ところが、この部分がひとつの不安要素を生み出しているようだ。あまりに優れた潤滑性のため、ブレーキやクラッチなどの摩擦力を必要とする部品には絶対にかかってはいけないのだ。
高性能故の不安を含んでいるという、稀有な製品でもある。
・大人気故の品薄状態
LSベルハンマーは、国内クラウドファンディング「Makuake」に出展されている。
価格は1本2700円からであるが、じつはこの枠はすでに埋まってしまった。それに代わる1本提供の枠がない状態である。1月11日の時点では、7200円の3本セット提供枠が最も安い。
いずれにせよ、この資金調達キャンペーンは大成功を収めている。
Makuake