なんでもこのゲームは、昨年12月上旬ににEthereumブロックチェーン上に登場したネコ育成ゲーム「CryptoKitties」にそっくりとのこと。
CryptoKittiesは、現在までに20億円以上の売り上げを誇る人気ゲームで、単にネコを育成して愛でるのではなく投資を目的とした内容となっており、1000万円以上で取り引きされるネコも表れている。
CryptoKittiesがEthereumを介して売買されるのに対し、イヌ育成ゲームで使われるのは最近最も注目される仮想通貨のひとつTRONだ。TRON犬について順を追って解説していく。
・第二のジャック・マーの創始したTRON
まずTRONについて、日本では今のところ取り扱っている取引所がなく、よくご存じない方もいるかもしれないが、「第二のジャック・マー(Alibabaの創始者)」との呼び声も高い28歳の中国人起業家ジャスティン・ソン氏が創始したことから注目が高まっている仮想通貨だ。
TRONは昨年12月に本格的に取り引きが開始され、12月24日からの30日で8947%も上昇。現在も大躍進を続け、1月7日現在、仮想通貨の時価総額では、著名なアルトコインをごぼう抜きして6位に位置付けている。
ちなみにジャスティン・ソン氏は、2017年にフォーブス誌による「世界を変える30歳未満」にも選ばれていて、Alibabaなど中国大手ITと太いパイプを持っていることも強みだろう。
そのジャスティン・ソン氏自身もTRON犬についてツイートで触れている。
#TRX dogs is almost ready, which one you like? #TRON $TRX #Bitcoin pic.twitter.com/fEuFfbDAwS
— Justin Sun (@justinsuntron) 2018年1月1日
・イヌ育成ゲームがTRONの活用の幅を拡げる
イヌ育成ゲームの詳細については明らかになっていないが、CryptoKittiesのイヌバージョンとなる可能性が高く、仮想イヌを購入して交配させ、親から特性を引き継いだ子犬をブリードするものとなるだろう。
レアな特性があるイヌは価値が上がり、高値で取り引きされる。TRONのユーザーにすれば、手持ちの仮想通貨を使って取り引きができることもメリットが大きい。
CryptoKittiesがEthereumの分散型アプリ市場を押し拡げたように、このイヌ育成ゲームはTRONの活用の幅を拡げるかもしれない。
参照元:TRON (TRX) Dogs Will Give Cryptokitties A Run For Its Money, As The Chinese Year Of The Dog Approaches/Crypto Currency News
参照元:TRON (TRX) Up 8947% In Just 30 Days, Here’s How To Buy It/Crypto Currency News