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切除した組織が“がん”かどうか、3秒以内に識別する外科用スマートメス「iKnife」が登場

「日本人の3人に1人が、がんになる」といわれるほど、“がん”という病は身近にあり、目をそらせない脅威である。がん組織を切除する外科手術が治療法として知られているが、その治療に貢献すべく、新しいツールが開発されている。それ...

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iKnife「日本人の3人に1人が、がんになる」といわれるほど、“がん”という病は身近にあり、目をそらせない脅威である。がん組織を切除する外科手術が治療法として知られているが、その治療に貢献すべく、新しいツールが開発されている。それが、ロンドンにあるImperial College Londonの研究チームが取り組んでいるスマートメス「iKnife」である。

「iKnife」は、外科手術中にリアルタイムでがん組織を検知する電気メス。この電気メスは、熱によって組織を切断し、“組織が気化するときに生じる煙”に含まれる成分を、リアルタイムに分析、検出するというものだ。これまで、腫瘍を取り除く際に、切除している組織ががん細胞かどうかを見極めるのは難しく、正常な細胞まで切除してしまうケースもあったが、このスマートメスは、切除した組織ががん細胞に侵されているどうか、わずか3秒以内で検知。これまで、ラボテストで30分かかっていた検査に比べ、圧倒的な速さで結果が判別できるようになった。

「iKnife」は、患者から摘出した81の組織サンプルの診断テストにおいて、100%の正確性を発揮していると、開発チームは述べている。また、将来的にはバクテリアのタイプを判別したり、牛肉と馬肉を見極められるような機能を加えることを検討しているという。

「iKnife」の器具一式は、現在38万ドルという高額な価格で販売されているが、商業化されればより安価な値段で提供することも可能だとしている。開発チームとしては、今後、臨床実験を重ねて、さらなる正確性の向上を目指したい意向だ。

iKnife
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