俳優、スポーツ選手、ミュージシャン、モデルといったセレブの動向やファッションなどが気になる人は多いだろう。ファンはもとより、セレブネタ好きは米国にも多く、サンディエゴ拠点のスタートアップが展開するプラットフォーム「Yapert」では、ソーシャルメディア上に散らばっているセレブのオフィシャルページから情報を集めて提供している。ユーザーは好きなセレブやブランド、スポーツチームなどをお気に入り登録すると、最新情報が逐次チェックできる。

プラットフォームは写真やビデオなど、ビジュアルなコンテンツを中心に扱っており、さながらデジタルマガジンだ。お気に入りのセレブを登録すると、カスタマイズされたマガジンの出来上がり。情報更新があったらリアルタイムで知らせてくれ、アップデートされた内容を友人とシェアしたり、ウォールにコメントを書き込んだりすることもできる。“今日のスター”といったおススメコンテンツの案内もある。

このプラットフォーム、Motorolaの前副社長であるPhil Kelly氏が立ち上げたことでも注目されている。Yapertの目的についてKelly氏は「セレブなどと呼ばれるエンターテイナーやブランドが、ファンにストレートにメッセージを届けることができるようにすること」と語る。「多くの人がソーシャルメディアにアカウントを持ち、情報が溢れかえり、収拾がつかなくなっているのが現状」と指摘したうえで、「ソーシャルメディアに秩序を取り戻すためにYapertを立ち上げた」と説明する。

アプリはiOSにのみ対応しており、無料でダウンロードできる。

Yapert