店舗で使用する電気は全て再生可能エネルギーで賄い、市民が参加できるプログラムを毎日提供するという、地域や環境に配慮したものとなっている。2020年の開店を見込む。
・地元住民から反発も
南半球初の旗艦店という話題性があるストアだが、この計画はやや不安要素も抱えている。
というのは、旗艦店が設置されるFederation SquareはYarra川ほとりにある市民の憩いの場所。そこにある建物を取り壊して再開発するのだが、取り壊されるものにクーリー・ヘリテージ・トラストというアボリジニ文化の保護と学習を目的とする施設がある。
文化を発信する施設を移設すること、そして川沿いの市民の憩いの場を商業施設に変えること自体にも反発があるようだ。
・集える場所に
これに対し、Appleは周辺の景観にそぐうよう配慮しつつ、「地域の人々が集い、買い物を楽しんだり、学習したりできるスポットにする」としている。
ソフト面では、「Today at Apple」と称して、写真や音楽制作、アプリ開発、ビジュアルアートなど多分野にわたる無料のセッションを開くとのことで、「カルチャーのハブ拠点」になるとアピールしている。
ビクトリア州政府によると、Apple旗艦店を含む同スクウェアがオープンすれば毎年200万人の客が見込まれるという。
Apple Newsroom