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Tech 太陽光でエコな列車旅行を!世界初のソーラーパワートレインがオーストラリアでスタート

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太陽光でエコな列車旅行を!世界初のソーラーパワートレインがオーストラリアでスタート

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1980年代後半から、さかんに研究開発されてきたソーラーカー。世界各地でレースが開催されるなど、注目を浴び続けてきたが、一般車としての販売は、未だに実現していない。

その夢を列車でかなえようというのが、このプロジェクトだ。オーストラリアのバイロンベイ鉄道会社は、ビーチリゾートの観光客を対象に、ソーラーパワートレインの走行を開始すると発表。世界初となるこの試みに、今各界が熱い視線を送っている。

・古典的なディーゼル列車を改装


ベースとなる車両は、2台のディーゼルエンジンがついた古典的な旅客列車だ。改装にあたり、2つのディーゼルエンジンのうち、1つを除去。一方のエンジンには、電動モーターとバッテリーを搭載。さらに、重量とバランスを保つため、取り外したエンジンの代わりに、別のディーゼルエンジンを装備している。こちらは、電気的な障害が発生した場合、緊急バックアップとして稼働するとのこと。

バッテリー容量は、77キロワットアワー。屋根につけたソーラーパネルと、30キロワットのソーラーアレイによって走行する。空に雲が広がっているときも、蓄えた太陽光で走れるよう、設計されている。

・走行距離は3キロメートル


頻繁にエンジンをかけたり、駐停車の回数が多い自動車は、太陽光による長距離走行には向かない。おまけに、パネルを実装するのに、車体デザインにも配慮しなければならない。しかし、列車なら、そうした心配も無用だ。一度走れば、目的地まで停止はしないし、緊急事態が発生しなければ、急停車することもない。パネルも、車両の屋根に簡単につけられる。

最も重要なバッテリー問題も、解決しそうだ。同社路線の各停留所には、大型のソーラーパネルを設置。各所で、簡単に充電できるようにするという。

路線距離は3キロメートルほど。ニューサウスウェールズ州バイロンベイリゾート近くにある、ごく短いルートを走る予定だ。1時間に1回の低速走行ではあるが、観光客を引き付けるには十分だろう。

Byron Bay Railroad Company

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