英語では「ホットフラッシュ」と呼ばれるが、そうした症状を緩和するためのリストバンドがある。イギリスの学生が手がけた「Grace」だ。
・手首に着用
Graceの見た目は、大ぶりなスマートウォッチやバングルのようで、実際、時計やバングル同様に手首に着用する。
時計の文字盤のような部分にバッテリーをセットするようになっていて、その裏にセンサーがある。このセンサーが、本人が症状を自覚する前にホットフラッシュの症状をキャッチする。
・冷却反応で症状抑制
そしてセンサーがひとたび症状をキャッチすると、今度はバンド部分にあるクーリングシステムが自動で稼働する。
具体的には、脳にシグナルを送って体の冷却反応を引き出す。これにより、ホットフラッシュの症状を抑制することができるのだという。夜間も着用することで眠っているときの突然の症状にも対応できるとのこと。
・卒業前のプロジェクト作品
Graceは、工業デザインの学校に通うPeter Astburyさんが卒業前の最終プロジェクトとして取り組んだ作品。
今のところ商品化の予定はないようだが、ホットフラッシュは多くの人が悩まされる症状だけに、商品化を希望する声が世界中から聞こえてきそうだ。
Grace