ホテル大手ヒルトンもそうしたサービスを展開しているが、その取り組みをさらに推進する。宿泊客が、自身のスマホにダウンロードしたアプリで、宿泊する部屋の照明やブラインドを調整できる「Connected room」を提供すると発表した。
・スマホがリモコン
ヒルトンはすでにアプリ「Hilton Honors」を展開している。メンバー制で、予約や事前チェックイン、部屋の選択などができるというものだ。
チェックイン時にルームサービスや、アメニティの追加なども用意しておくようリクエストすることもできる。これだけでもかなり使い勝手のいいアプリだが、さらにスマホをリモコンとして使えるようにするのがConnected roomだ。
・音声操作も視野
具体的には、部屋に入る前に部屋の明るさや室温などを好みの設定にしたり、ベッドに寝転がったままスマホでブラインドを閉めたり、テレビをつけたりといったことができる。
ゆくゆくは音声コマンドにも対応するようにしたい考えのようだ。
現在このサービスは1カ所で試験中。今後数週間のうちに試験施設を増やし、来年には世界展開する計画という。快適なホテル滞在をテクノロジーがサポートする時代になったようだ。
Connected room