今度は、仏プジョーが手がけたプラグインハイブリッドの三輪スクーター。電気で動き、そして車よりコンパクトと都市交通のためのスクーターだ。
・車のような快適さ
サイズは2.4×0.85メートルで、ピザ宅配などに使われる三輪スクーターを一回り大きくしたくらいのサイズ。しかし宅配スクーターと決定的に違うのは、ドアがあり乗車空間が車のように個室になることだ。
車内は空調もきき、運転中はシートベルトを着用。エアバッグも備わる。車のような快適さを備えつつ、スクーターのように小まわりがきくというのがメリットだろう。
もちろん、ゼロエミッションという大義もある。性能はというと、フル充電での航続距離は約300キロメートル。トップスピードは時速130キロだ。
・EUの都市交通模索
このスクーターの開発の背景には、ヨーロッパ12カ国の6企業による「Efficient Urban Light Vehicle」開発の取り組みがある。未来の都市交通構築を模索する動きで、これにプジョーの親会社PSAも参画している。
今回のハイブリッド三輪スクーターはこの取り組みを反映したもの。今のところ商品化について具体的な言及はないものの、こうした乗り物が今後増えてきてもおかしくなさそうだ。
PSA