それを簡素化するのが、糖尿病データ管理アプリの「Health2Sync」。台湾拠点のスタートアップが展開しているものだが、今後日本でも積極展開しようとこのほど資金調達を実施した。
・手軽に詳細を記録
血糖値測定器はさまざまなメーカーから出ているが、Health2Syncアプリ(iOS、Android)はそのほとんどと連携。Bluetoothまたはケーブルで情報を取り込み、スマホで一括管理できる。
具体的には、血糖の最低・最高・平均値などを記録する。最近の動向もグラフなどで表示されるので、目標値をキープできているかどうかが一目でわかる。
加えて、血圧や体重などのデータも入力できる。薬の種類や服用時間、どんな内容の食事を何時にとったかもメニューから選んでタップするだけで記録でき、データは家族や医師と共有可能だ。
・SOMPOホールディングス主導
糖尿病患者は年々増加傾向にあり、日本で糖尿病ケアに使われる額は米国に次いで世界で二番目に大きいのだという。
Health2Syncはそこに目をつけたわけだ。今回、シリーズBラウンドで600万ドル(約6億7000万円)を調達し、これはSOMPOホールディングスが主導した。
Health2Syncは当面、日本でのビジネス強化に注力するが、ゆくゆくはマレーシアやインドネシアといった東南アジアでの展開も視野に入れているようだ。
Health2Sync