最近はセキュリティチェックが厳しくなり、通過するのに時間がかかる。もうすぐ搭乗案内が始まるのに!と焦った経験がある人は少なくないのではないだろうか。
そんな空港利用者の不安や不満を解消できないか、とオランダのスキポール空港で新たな試みが始まった。なんと、セキュリティチェックを搭乗の4日前から予約できるのだ。
・搭乗1時間15分前まで予約可
サービス名は「Security Pass」。目的地・時間限定ながら、対象となる便の搭乗者はスキポール空港アプリかWebページでセキュリティの日時スロットを予約できる。予約は搭乗の4日前から受け付け、搭乗1時間15分前まで利用可能だ。
予約をすると確認の電子メールが送られてくる。空港には専用のセキュリティレーンが設けられ、メールに埋め込まれたQRコードを係員にスキャンしてもらい、自動ゲートで搭乗券をかざすと先に進める仕組みになっている。
・混雑緩和に一役?
現在、この試験サービスでは15分間に30人を通過させているとのこと。もちろん、誰でも追加料金を払うことなく利用できる。
スキポール空港は今後、同サービスがセキュリティチェックの待ち時間短縮や混雑緩和に役立つかどうか、また利用者の評価などをもとに正式展開を判断するという。
Schiphol Airport