“消費されるだけの記事”ではなく、1つ1つの記事をピックアップして、いろいろな人と話題にして語り合う場を作ろうというのが、“世界の声をつなげるニュースメディア”をコンセプトに掲げる「byus」である。α版がオープンしたばかりの「byus」は、ニュースに関する意見や体験、疑問などを共有し、さまざまな“立場”の人とつながるサービス。ある出来事に対して、どういう立場、ポジションにいるのかという観点からトピックスを投稿したり、意見を交換することができるのが特徴だ。たとえば、NGO団体、○○県住民、高校生など、自分の立ち位置、立場を明確にすることで、その人の意見がどのような経験や経緯に由来しているものなのか、他ユーザーたちにわかりやすく表明できる。
サイトへの投稿手順はこうだ。サイト登録後、FacebookまたはTwitterにログイン。意見を募りたいニュース記事のURL、質問、意見、そして投稿者の立場を記入して「byus」に投稿。そして、投稿したトピックスをTwitterなどで共有するだけ。気になるトピックスはフォローすることができ、フォローしたニュースに、他ユーザーから意見や質問が加わった場合、“お知らせ”を届けて知らせてくれる。
「byus」では、トピックスのデータを蓄積したり、トピックス同士を関連付けたりするために、自然言語処理を利用した技術“Facts tag”を用いている。今後はこの技術を使って、過去の事例や、他エリアの事例などを簡単に見つけられる仕組みの構築を目指しており、年内中にオープンβ版のリリースを予定しているという。
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