年内に少なくとも20カ所、2020年までに400カ所をヨーロッパの10カ国超に設置する。
・高速道路に定間隔設置
電気自動車の普及のカギを握るのは充電関係の利便性を高めることといわれる。具体的には、充電できる場所を増やすこと、充電にかかる時間を短縮することが課題だ。
今回の取り組みは、その両方の解決を図るものとなる。電気自動車はガソリン車に比べ航続距離が短いことがネックだが、高速道路などに一定の間隔で設置することで、充電場所探しに頭を悩ますことなく長距離を走れる環境を整える。
・最大出力350キロワット
また、充電にかかる時間の短縮も至上命題だが、今回整備するステーションの最大出力は350キロワット。充電にかかる時間は平均5~8分という。これなら給油にひけをとらない。
電気自動車への転換は最近の大きな流れだが、中でもヨーロッパは2040年までのディーゼル車全廃を打ち出すなど先端を行く。
今回の充電ステーション設置も電気自動車への急転換を図るヨーロッパだからこそといえる取り組み。米国でもテスラ社がステーション設置を急激に進めているだけに、“電気自動車後進国”の日本にとって、大きな刺激となるかもしれない。
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