その流れに乗ってか、アメリカの老舗バーボンメーカー「ジムビーム」が声に反応するスマートデカンタを開発した。
ジムビームとは?
ジムビームは200年以上に渡り、アメリカのケンタッキー州でバーボンを製造している老舗企業。2014年に日本のサントリーホールディングスに160億ドル(当時のレートで約1兆6500億円)で買収され、社名を「ビーム サントリー」に変更している。
本国アメリカでは去年、Appleウオッチのパロディ商品「Jim Beam® Apple Watch」という腕時計型のユニークなグッズを発売しており、今回のスマートデカンタも、世の中のハイテクグッズの販売の波に乗って開発したようだ。
・マスターブレンダーが声を担当
このスマートデカンタ、今話題の家庭用音声アシスタントと違い、住生活を便利にしてくれるものではなく、呼びかけるとジムビームを注いでくれるだけというシンプルなもの。機能は絞られているものの、”声優”は同社のマスターブレンダー フレッド・ノウ氏が担当しており、美声を披露している。細かいところではあるが、これはファンには嬉しいこだわりと言えるだろう。
・6か月後はただのデカンタに?
アメリカのジムビームのサイトではこのスマートデカンタは34.90ドル(約3900円)でプレオーダー中だったが、現在は注文ができなくなっている。サイトを見る限り、再販売の予定はあるようで、国外への発送もできるようだ。3G回線と接続して使える機能が付いているが、アップデートなどは行われず、6か月後には普通のデカンタに戻ってしまうとのこと。
値段も高くはないので、ジムビームが好きな人であれば記念に1台持っておいてもいいかもしれない。
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