
・ドームの内部に森林を作る

ドームはまた、宇宙放射線やマイクロメテオロイト(宇宙塵)による衝撃を保護。極端な温度変化にも対応する。表面を覆う細胞のような膜が、その役割を果たす。
水素燃料電池を充電し、クリーンエネルギーを生成するソーラーパネルも、組み込む予定だ。平均気温マイナス40度の極寒地帯、空気も薄い火星に住むには、建物自体がフィルターとして活躍しなければならない。その点は、“氷の家”とほぼ同じと言える。
・実現するには“詰め”が必要!?

チームはさらに、この「レッドウッド」構想は火星のみならず、地球での導入も十分可能だと述べている。確かに、酸素の薄い高山地帯など、過酷な環境下には最適だろう。
細部まで練り込まれているように思えるが、まだまだ現実的なレベルとは言えないらしい。実現するには多くのサポーターの意見が必要というのが、NASAの見解だ。次の火星探索時までに間に合えばいいのだが。地球人の夢は、膨らむばかりだ。
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