アプリ内に友人を登録しての利用が前提だ。レストランなどで勘定を単純に人数で割って計算したり、特定の人の額を固定して残額を他の人で平等に割ったりすることができる。また、お金の貸し借りが発生する場合、「食事代○ドル、AがBに貸す」などと記録できる。記録内容は関係者へメールで通知がいくほか、それぞれのアカウントにアップデートされる。アプリを立ち上げると自身の賃借の総額や、誰にいくら借りたり貸したりしているかといった詳細が一目で分かるようになっている。
同アプリでは、40通貨と仮想通貨Bitcoinの利用が可能で、「Aにピザ代○ドル貸し」「Bにランチ代○ユーロ借りる」というふうに、アカウント内で複数の通貨による賃借の管理もできるので、多国間を行き来する留学生やビジネスマンらには便利だろう。「Cにビール1杯借り」という記録がOKなのも面白い。
シンガポール発のBillPinだが、今年4月には米国拠点の「BillMonk」を買収するなど積極的な動きを見せている。利用者は順調に増え、これまでに2000万ドル超の貸し借りに利用されたという。アプリはiOS、Android、ウェブに対応している。
BillPin