そんな無駄な信号待ち時間を解消し、交通の流れをスムーズにするスマートな信号がカナダ・トロント市で導入された。ビデオやレーダーで交通状況を解析し、それに応じて色が自動で変わるというもの。市当局は「特にラッシュ時の交通渋滞の解消につながる」としている。
・車の列の長さを判断
導入されたスマート信号は2種類。1つは「InSync」と呼ばれ、ビデオで交差点につながる車の列の長さをとらえ、その状況に基づいて信号の色をコントロールするというもの。
一方、「SCATS」と呼ばれる信号では、レーダーを活用して交通状況を判断する。
・信号が自動シンク
これらのスマート信号が互いに連携し、自動でシンクする。つまり、全体的にそのエリアの車の流れをスムーズにすることが可能なのだという。
トロント市によると、今回は市内の22カ所にスマート信号を試験導入。2つのスマート信号は異なるメーカーによるもので、今後効果を比べ、交通渋滞の解消に役立つ方を本採用する見込みという。
Toronto