すると、自宅だけではなく運転中もAlexaを利用したいと思うニーズが生まれるのも理解できる。今回紹介する「Muse」は、そんな人にこそオススメしたい。
・車の中でも2万5000を超えるAlexaスキルが利用可能
Museは、車のシガーソケットに接続して電源を供給しながら、スマホとBluetooth接続してAlexaを呼び出せる車載Echoのようなものだ。本体はマイクと操作キー、マイクのオン/オフを司るボタンのみを搭載したシンプルなもので、ダッシュボードにマグネットで取り付けることとなる。
しかし、これだけで声を使ってナビを検索したり、音楽やラジオを流したり、Amazonで商品を注文したり、スケジュールを確認したりと、Alexaの2万5000を超える豊富なスキルが車の中でも利用することができるのだ。音声は車のスピーカーから流れるようになっている。
・iOS、Android OSどちらでも利用可能
OSはiOS、Android OSともに対応しているため、スマホのモデルに制限されない点も嬉しい。これなら、ただこのデバイスを購入するだけで、ほぼ誰でもスマートカーをもつことができるということだろう。
運転中に音声だけであらゆることを操作するというのは、慣れるまで危険かもしれない。しかし、今後自宅でのスマートスピーカーをはじめ、音声操作が一般的になってくれば、車の中でのこの音声操作も難なくこなせるようになるのではないだろうか。
Museは現在、Indiegogoにて1台40ドル(約4540円)で出資注文することができるが、残念ながら日本での販売にはまだ対応していない。日本での展開もそう遠くはないだろう。
執筆:Doga
Muse/Indiegogo