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Start Up “火災報知機”になるiPhone充電器、併用アプリが自動で消防に通報も

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“火災報知機”になるiPhone充電器、併用アプリが自動で消防に通報も

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Sense+U.S. Fire Administrationによると、アメリカ国内では毎年3500人ほどの人が火災で亡くなっているという。自宅に火災報知機を設置している人もいるだろうが、火災報知機がある場所は、台所など一部の場所に限られるため、少し不安が残る部分もあるかもしれない。

「Sense+」は、いつも手元に置いてあるスマートフォンに、火災報知機の機能を付与しようというツールだ。スマートフォンを置いておく充電器と、ダウンロードして用いる併用アプリがセットになっていて、「Sense+」の充電器には、光電子の煙検知機能と、一酸化炭素ガス検知機能が搭載されている。万が一就寝中に、煙や一酸化炭素を検知した場合には、iPhone内のアプリに接続し、ユーザーにアラームを出したり、音を出して知らせてくれる。

また、それでもユーザーから反応がない場合、あらかじめ設定してある電話番号に自動で電話をかけるようになっているので、消防に緊急通報を素早く連絡したりすることも可能だという。持ち運べる充電器タイプなので、これなら寝室にも置いておけるし、ホテルなど外出先でも用いることができそうだ。

「Sense+」は現在プロトタイプを開発中で、資金調達プラットフォーム「Indiegogo」で投資資金を募集している。今のところ、iPhone 5にしか対応していないが、将来的にはAndroidやWindows phoneなどの他デバイスに対応させたり、さまざまな充電方式に対応させる予定だという。開発側としては、既存の設置型火災報知機の性能は信頼性の高いものであり、この「Sense+」は、あくまで通常の火災報知機のサポートとして用いるべきだとしている。

Sense+

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