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Enterprise 「Rainforest Connection」、古いスマホが“熱帯林の不法伐採”をリアルタイムで監視するモニターに

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「Rainforest Connection」、古いスマホが“熱帯林の不法伐採”をリアルタイムで監視するモニターに

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Rainforest-Connection世界各地で、動植物の保存を目的として環境保護活動が取り組まれているものの、密猟などの法を犯す者は後を絶たない。カリフォルニアにベースを置く「Rainforest Connection」も環境保護団体の1つだが、多様な生物が生息するインドネシアのスマトラ島の熱帯林保護のために、“スマートフォン”という私たちになじみ深いツールをテスト導入しているという。

「Rainforest Connection」では、スマトラの熱帯林の木々に、太陽発電パネルを装着した古いアンドロイドスマートフォンを掛けて設置し、随時モニターするという試みをおこなっている。スマートフォンに内蔵されているマイクは、現地の環境で生じるさまざまな音を検知し、リアルタイムで中央のデータベースセンターに情報を送信する。イレギュラーな音、たとえばチェーンソーの音の周波数をキャッチした場合、不法な伐採がおこなわれている場所の情報を、すぐさま森林警備隊に通知し、取り締まり活動のサポートをしてくれる。

「Rainforest Connection」では、 さまざまな環境保護団体がこのプログラムを活用し、保護監視活動をおこないやすくなるように、API(Application Program Interface)を公開している。情報を送信するモニターとしてスマートフォンデバイスを用い、環境保護活動を推進するというユニークな試みは、世界中に広がっていくかもしれない。

Rainforest Connection

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