「Rainforest Connection」では、スマトラの熱帯林の木々に、太陽発電パネルを装着した古いアンドロイドスマートフォンを掛けて設置し、随時モニターするという試みをおこなっている。スマートフォンに内蔵されているマイクは、現地の環境で生じるさまざまな音を検知し、リアルタイムで中央のデータベースセンターに情報を送信する。イレギュラーな音、たとえばチェーンソーの音の周波数をキャッチした場合、不法な伐採がおこなわれている場所の情報を、すぐさま森林警備隊に通知し、取り締まり活動のサポートをしてくれる。
「Rainforest Connection」では、 さまざまな環境保護団体がこのプログラムを活用し、保護監視活動をおこないやすくなるように、API(Application Program Interface)を公開している。情報を送信するモニターとしてスマートフォンデバイスを用い、環境保護活動を推進するというユニークな試みは、世界中に広がっていくかもしれない。
Rainforest Connection