常にきれいな空気をキープするには、空気清浄機が必要だ。しかし、従来の置き型では、狭い台所でスペースを確保するのは難しい。それなら、上から吊り下げたらどうだろうか。
・省スペースで空気をきれいに
韓国の工業デザイナー、Changho Lee氏が考案した「CEILI AiR」は、キッチン専用の空気清浄機。ライトのように天井から吊り下げる、スタイリッシュな次世代型エアーパフューマーだ。
超薄型の本品。表面は柔らかい布で覆われ、側面にはオーディオスピーカーのように、細かい穴が空いている。ろ過と除湿のため、周囲の空気を引き込めるよう、このような設計になっているらしい。
・照明としての役割も
本体にボタンはない。ユニットの操作はすべて、専用アプリを使用する。Lee氏いわく、本品は天井から吊り下げるタイプのため、ボタンをつけてしまうと、ユーザーに負担がかかってしまう。それで、あえてこのようなシステムにしたのだとか。
さらにこの「CEILI.AIR」。エアクリーナーとしてはもちろん、キッチン照明としての役割も果たす。底部にLED照明が施されているので、空気をきれいにしながら、台所仕事の補佐にも、貢献してくれるわけだ。
細部まで考えられているように見えるが、残念ながら、今のところはコンセプト段階。実現すれば、低コストかつ省スペースで、汚染物質を除去する手段になり得る。狭小住宅住いが大半を占める日本では、特に歓迎すべきアイテム。商品化が待ち遠しい。
CEILI.AIR/Changho Lee