・手ブレ補正機能搭載
2015年に元インスタグラムのエンジニア2人が設立したスタートアップ「Rylo」。2年の開発期間をかけた同社初のプロダクトがこのほど発表された。同社の名前を冠した360度カメラ「Rylo」は、208度を撮影できる広角レンズを2基搭載し、18メガピクセルの静止画に、4K/30fps(1秒あたりフレーム数)の動画撮影が可能だ。
同種の製品としてはスタンダードなスペックと言えるが、まず注目すべきはその高性能な手ブレ補正機能。防水機能も完備しており、走行中はもちろん、サイクリングやマリンスポーツといったハードなシーンでも重宝しそうだ。
・アプリと連携した編集機能
そして、Ryloでもっとも特筆すべきは、専用のスマホアプリと連携し高度な編集機能を兼ね備えている点だろう。PCを立ち上げることなく、スマホ上のシンプルな操作だけで、トリミングやモーションコントロールといった編集が容易に可能だ。撮影のみならず、撮影後のポストプロダクションにも重点を置いたアクションカメラと言えるだろう。
加えて、フレーム内の特定の対象を選んでトラッキングできるモーショントラッキング機能や、ユーザーの撮影時のリアクションも同時に記録できるフロントバック機能、16倍速までの再生スピードコントロール機能など、便利な機能が満載だ。
本体重量はわずか108gと持ち運びにも便利で、価格は499ドル(約5万6000円)。現在はiPhoneのみの対応だが、同社ホームページによると、Android版は2018年の早々にローンチされる見込みだ。
Rylo