撮ったビデオをチェックしてみると、被写体を追いきれていなかったり、ブレブレだったり。そんな撮影から卒業したい!と考えている方に、役立ちそうなカメラハンドルを今回は紹介しよう。
・赤外線とAI活用
米カルフォルニア拠点のスタートアップが開発した「Taro」。スマホやDSLRカメラ、ミラーレスカメラなどで使える。
目玉機能は、被写体の自動追尾だ。これを可能にするのが、赤外線と人工知能。被写体が専用の赤外線タグを身につけると、赤外線カメラを搭載したトラッキングモジュールが被写体を常にとらえる仕組みになっている。
被写体までの距離が5メートルの場合の最大追尾スピードは時速25キロ、20メートル離れている場合は時速100キロまで対応するので、スキーやスケボーなども楽に撮れるというわけだ。
・3つのモーターで滑らか映像
また、Taroは三脚などに固定しての使用だけでなく、手に持っても使用できる。
その場合、たとえば走りながら被写体を追いかけてもスタビライザーが滑らかな映像撮影を可能にする。その秘密は内蔵する3つのモーターなのだという。
アクション撮影をすることが多い人は要チェックのこのカメラハンドルは現在、クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達中。今ならスタビライザーや赤外線センサー、タグなどがセットになったパッケージが199ドル(約2万2000円)からとなっている。
資金調達の目標額は達成しているので商品化はほぼ確実な情勢。出資は12月21日まで受け付け、発送は来年4月を予定している。
Taro/Kickstarter