「PLANTY SQUARE」と名付けられたその製品は、まるで玩具のような見た目だ。しかしこの形状こそが、スマートかつ省スペースの家庭菜園を実現させている。
もしかしたらこの製品は、未来の水耕栽培の姿をユーザーに提示しているのかもしれない。
・誰でも手軽に水耕栽培
PLANTY SQUAREを構成するのは、ブロック型容器とピクセルである。
まず、ピクセルのシールを開放する。これには予め種と肥料が入っているのだが、次にピクセルを容器に差し込む。あとは容器に水を入れ、成長を待つのみ。水が濁ったら取り替える必要はあるものの、わずかの手間でセッティングできるのが最大の特徴だ。
開発者は「1分で自宅菜園を始められる」としている。
容器の大きさは15cm×15cmで、ひとつにつき最大4つのピクセルを差し込むことができる。その容器を栽培したい数だけ連結させるのだが、机の上においても衛生を損なう心配はなさそうだ。何より、このサイズならば広いスペースを奪うこともない。
Makuakeのキャンペーンでは、作物の異なる4種類のピクセルが用意されている。スイートバジル、タイム、ペパーミント、そして種のないプレーンピクセル。自分で他の種を用意する場合は、プレーンを使う。
ただしこのラインナップは暫定的なもので、市場流通の際にはさらに種類を増やしていくという。
・最短50日で収穫
PLANTY SQUAREで作物を育てる場合、スイートバジルはおよそ50日で収穫ができるとしている。タイムとペパーミントは約3ヶ月。ただしその間は、定期的な水の交換と作物を太陽光に当てる作業が必須となる。
成長が遅い時は、液体肥料を使うこともできるという。
PLANTY SQUAREの販売予定価格は、容器2つとピクセル8つのセットで6280円。だが現在、Makuakeで4980円の出資枠を設けている。このプロジェクトが成功したら、専用サイトを立ち上げて先述の通りピクセルの種類を増やすとメーカーは公約している。
Makuake