携帯端末のGPS機能を活用して特定の場所にチェックインし、その情報を共有するソーシャルネットワークサービス「Foursquare」。さまざまな場所にチェックインしてバッジを獲得したり、提携企業のクーポン券をもらったりできるが、同社が拠点を置く米国ニューヨークでこのほど新たなサービスが加わった。チェックインした場所の大昔の写真を閲覧できるというもので、ユーザーは100年以上前に“タイムトラベル”できる。

世界屈指の規模を誇り、豊富な資料写真を所有するニューヨーク公共図書館（NYPL）の協力を得て実現した。FoursquareのアカウントでNYPLのTime Travellerアプリにアクセスすると、チェックインした付近の主な建物やランドマークの昔の写真が現れるようになっている。写真は最も古くて1870年代、最新でも1970年代となっている。

歴史的建造物が多いニューヨークだが、かつての様子を写真で見ながら目の前の街並をみると、また違った風景が広がるかもしれない。歴史好きはもちろん、ニューヨークのことをより深く知りたいという人には楽しめるサービスだ。また、位置情報を使った同種のサービスが増えてきている昨今、Foursquareにとっても他社と差異化をはかる試みといえる。

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