がん細胞の代謝が健康細胞よりも早いことに着目し、皮膚に当てるだけでがんかどうかを判断するというものだ。
・ポータブル!
受賞の決め手となったのは、がんを検知するという技術に加え、このデバイスが高価な材料で作られておらず、また皮膚にあてるだけと操作がシンプルなこと。
ポータブルなので導入しやすく、広く利用してもらうことで多くの人の命を救うことができるとしている。
・ヒートマップを作成
sKanは、温度を感知するセンサーを内蔵。がんが疑われる患部をアイスパックで冷やしてからsKanをあて、温度の戻りをチェックする。
がん細胞は健康な細胞よりもよりたくさんの熱を発する性質があるため、ヒートマップを作成することでがんを特定できるのだという。
sKanはまだ開発途上で、賞金4万ドル(約450万円)を元にチームは今後このデバイスをより洗練されたものにし、臨床試験につなげたい考え。
患者に心身の負担を伴わず、コスト的にも導入しやすいこのデバイス、早期の実用化を期待したい。
財団法人ジェイムズダイソン