
そして次にくるのは、バッテリーすら不要の車となりそうだ。イタリアの高級車メーカー、ランボルギーニは米国マサチューセッツ工科大学(MIT)の協力のもと、スーパーキャパシタ(電気を蓄えることのできる新しい蓄電装置)で走る車を開発することを明らかにした。
・素早い充電、放電

目玉は、スーパーキャパシタを電源としていること。現在走る電気自動車で使われているリチウムイオン電池に比べ、スーパーキャパシタは充電も放電も速いことがメリットだ。つまり急加速ができる。
・パワー維持に課題
しかもリチウムイオン電池は化学反応で電気を得ているために、繰り返し使うことで性能が落ちてくるが、スーパーキャパシタであればそうしたこともない。
ただし、スーパーキャパシタにもデメリットもあり、パワーの維持が難しい。この点について、開発チームは今後改良する必要があるとしている。
・自動で傷を修復

劣化などをセンサーが検知すると、少々の傷やひび割れなどであれば内蔵する材料で自動修復も行うという。
夢のような技術満載のTerzo Millennioだが、近年の車の進化スピードを考えると、実用化はあながち遠い未来のことではないかもしれない。
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