・長谷川式簡易知能評価スケールをアプリで実施
子ども向けウェアラブルデバイスでおなじみのMoff社がリリースしたのは、認知機能をテストする「Moffワスレナグサ」。医療機関等で採用している“長谷川式簡易知能評価スケール”を用いた、チェック・テストアプリだ。
“長谷川式簡易知能評価スケール”は、1974年に開発されて以降、広く医療機関などで利用されている信頼性の高い認知症診断・チェック・テスト手法。
ただし、専門機関で実施する際は、筆記用具と、関連性の低い5つのアイテム(ハサミ、腕時計、鉛筆、くし、スプーンなど)、記録用紙を用意する必要がある。その点、アプリなら気が楽だ。「Moffワスレナグサ」の場合、質問はアプリ内に表示される。回答はボタンを押すだけ。特別な用具や準備もなく、自宅で手軽にテストできる。
・アプリの結果を受けて病院で検査
この評価スケールでは、30点満点中20点以下だった場合、認知症の疑いが高いと言われている。しかし、診断結果はあくまでも参考だ。心配なら、病院で改めて検査をする。アプリが、1つのきっかけとなるだろう。
対応端末は、iPhone ・iPad。ダウンロードは無料。個人はもちろん、介護施設や病院でも利用可能だ。
認知症テスト Moffワスレナグサ