当初はまるで潜水服のヘルメットみたいな外見の製品だったが、時を経るごとにスリムな形状の改良版が登場した。そしてこの度、クラウドファンディング「Kickstarter」で新型製品「LOOP」を発表した。
だがこれは、「枕」という形状をもはや逸脱しているかもしれない。
・顔面に巻く枕
LOOPの最大の特徴は、やはりその形である。ひとことで言えば「顔に巻きつけるもの」だ。
紐状のクッションを顔面に巻くことで、枕とアイマスク両方の役割を果たしている。こうした仕組みならばどのような大きさの顔にもフィットすることができ、開発者曰く外からの光を99.9パーセント遮断してしまうという。通常のアイマスクと比較しても、光が入りづらい構造になっているのだ。
この製品は仮眠だけではなく、ヨガや瞑想にも使用できる。また、耳の部分は空くためヘッドフォンの着用が可能だ。外にいながら、完全に外界とシャットアウトされた空間を生み出せる。集中力を必要とする仕事には欠かせないものとなるだろう。
LOOPを使用しない時は、首からぶら下げても構わない。この製品のことを知っている人でない限り、ごく普通のマフラーとしか思われないはずだ。携帯性も申し分ない。
電車、自家用車、飛行機、オフィス、そして自宅。あらゆる場所に対応する携帯枕として、LOOPはにわかに注目を集めている。
・来年6月の配送
さて、この製品の投資枠であるが10月25日現在は25ドル(約2800円)がその最安値である。
配送は来年6月。だがアメリカ国内の出資者に対しては、今年中に配送できるとしている。
いつでもどこでも睡眠にありつけるグッズは、今後も巨額の出資を集めながら進化し続けるだろう。
Kickstarter