もちろん、今さらフィルムではない。フィルムを交換するように手でエフェクトのカートリッジを変えて使うという新発想のデジカメだ。モダンかつクラシックを文字通りいくこのカメラ、現在クラウドファンディングサイトKickstarterで人気を集めている。
・フィルム巻き上げ操作?
70年の歴史をもつ日本のカメラブランドYASHICAが復活した。
Y35は、往年の名機Electro35がモデルになっている。レバーを巻いてシャッターを切るという操作も採用していて、銀塩カメラに親しんだ世代にとっては懐かしく、またデジカメ世代にとっては新鮮に映るだろう。
しかし、レトロな外観とは裏腹に実際はデジタルカメラで、最も特徴的なのはフィルムのように見えるカートリッジdigiFilm。ISO200~1600の4種類が用意されていて撮影シーンによって使い分けられる。フィルムのようにカメラの裏蓋を開けて装着するところに遊び心がある。
・マイクロUSBでデータ転送
その他のスペックはというと、1400万画素1/3.2インチのCMOSセンサーを搭載し、シャッタースピードは5段階(1秒~1/500秒)で設定できる。レンズは35mm/f2.8、撮影距離は1m~無限。電源は単3電池2本でとる。
SDカードスロットがあり、マイクロUSBでデータを送ることも可能だ。
・1万6000円から
気になる価格だが、Kickstarterでは現在、Y35本体にdigiFilm2種類がついたセットが1108香港ドル(約1万6000円)~となっている。
すでに目標額を大幅に上回る資金の調達に成功しているので商品化はほぼ確実な情勢。出資は11月19日まで受け付け、商品発送は2018年4月を予定している。
digiFilm Camera Y35/Kickstarter