・入れるだけで栄養測定
大手家電メーカーPanasonicが提案する「CaloRieco」は、そんな悩みを解消してくれる超優れもの。箱型の本体に料理を入れるだけで、その皿に含まれるカロリーや三大栄養素が即時に測定できる。近赤外線を利用した独自の技術により、専門家も認める高い検知精度を誇るという。
測定にあたっては、従来のように食物を粉々に崩したり乾燥させる必要もなく、皿に載る料理であれば何でもそのまま測定可能。所要時間はわずか10秒だ!また測定したカロリーや栄養素は、ログデータとして管理することが可能。アプリとの連携により、自身のニーズに合わせた長期的な食事コントロールが実現できる。
・糖尿病患者にも!
これらのデータを必要とするのはダイエッターだけではない。特に糖尿病患者にとっては、自らの健康のため、日々摂取した食事の正確なデータを把握しておくことは死活問題と言える。
同じ料理でも作る人やその時々によって、分量や調味料、調理時間が異なるため、同じカロリー、同じ栄養分の料理にはならない。また、同じ種類の肉や魚や野菜が材料であったとしても、当然ながら個体差は存在する。カロリーブックに掲載されているデータはあくまで基準値であり、それらのデータを元に手計算で行っていたカロリー測定も概算でしかない。その点、まさに目の前にある料理の成分がダイレクトに分かるこの製品は画期的と言える。
現時点では開発段階のCaloRieco。一日も早い商品化を望みたい。
CaloRieco