イチゴのように繊細で傷がつきやすい農作物の収穫作業を自動化しようという先進的な試みとして、期待が寄せられている。
・イチゴを傷つけることなくスピーディに収穫
「Strawberry Picker」は、Beacon技術によって自律移動し、三次元ビジョンセンサーを使って、熟したイチゴを検知。
実を傷つけずに収穫できると判断されたものだけロボットアームが自動で摘む仕組みとなっており、収穫時期を迎えたイチゴの7割程度を対象に、独自のグリッパーが、実をやさしく包みながら、茎から取り外し、容器に入れていく。
なお、イチゴ1粒の収穫に要する時間は3秒で、人間による収穫作業と同等のクオリティとスピードを担保。
今後は、これらの基本的な機能に加え、大きさや品質によって選別したり、収穫時期を予測したりすることができる、高度な品質モニタリングシステムも実装される計画だ。
・トマトやキュウリなどにも応用可能性が
「Octinion」では、2018年内に「Strawberry Picker」に実装するすべての機能の開発を完了させ、2019年には実用化したい方針だという。
「Strawberry Picker」の仕組みは、トマトやキュウリなど、実が比較的柔らかく、傷がつきやすい他の農作物にも応用できそうだ。
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