日本のクリエイティブカンパニーSIXが開発したのは、ユニークな機能を装備した半透明アクリルケース型クラウドスピーカー。前面全体をアクティブな液晶画面に変え、リアルタイムで歌詞を表示する「Lyric Speaker」だ。
・音楽と同期して歌詞を本体に映し出す
音楽と同期して歌詞を映し出す本品。内部に、最大20ワットの埋め込み型同軸ラウドスピーカーを内蔵。モバイル端末から好きな音楽を選曲して再生すると、その楽曲の歌詞が透過スクリーンに投影される。
文字のグラフィックは、曲調によって自在に変化。例えば、ロックのようにエネルギッシュな曲であれば、力強く。バラードのようにゆったりとした曲調なら、優しいフォントや動きで表現。演奏される曲の強さと速さを認識し、それに応じてグラフィックを調整していく。
これを実現したのが、産業技術総合研究所の音楽解析技術“Lyric Sync Technology”。曲を自動解析し、スピーカーに搭載された表現エンジンがそれぞれの楽曲に対して、サーモグラフィックを生成するというもの。この技術を世界で初めて搭載した機器が、「Lyric Speaker」というわけだ。
・対応楽曲は240万曲以上!
対応楽曲は、240万曲以上。国内最大級の歌詞データべース会社と提携し、同社が提供する歌詞をビジュアライズ化している。対応言語は、日本語と英語。邦楽では、メジャーレーベルから発売されている曲を幅広く網羅。洋楽は、有名曲中心のラインナップとなっている。
カラオケの練習にも、もってこいの本品。価格は、32万4000円。ビックカメラ有楽町・池袋店をはじめ、デパートやセレクトショップなどで取り扱っている。各店舗に特設スペースを設け、デモンストレーションを行っているらしいので、まずは体験してみよう。
Lyric Speaker