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スマホを活用した「Booke」、電子書籍とリアルの書籍の“いいとこどり”を実現

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Booke本を読むのが好きな人にとっては、読書はかけがえのない時間と体験であり、どんなに電子書籍が普及しようとも、やはりリアルの本の感触を楽しみたいという人もいるだろう。ページをめくって読み進めるワクワク感、気に入ったページやフレーズを書き留めておく喜びは、やはりリアルの本ならではのもの。ただ、「Booke」というアプリがあれば、リアルの本で読書をしながらも、電子書籍の利便性を同時に享受できそうだ。

「Booke」では、小説やノンフィクションタイトルのデータベースを保持しており、電子媒体での刊行を手がけてきた。このデータベースを活用し、スマートフォンというツールを組み合わせることで、リアルの読書体験に新たな風を吹き込もうとしている。ユーザーはまず、本の表紙の写真データを送信するか、またはISBNコードをアプリに入力する。するとアプリがデータベースの中から、該当する電子書籍データを参照。ユーザーはタイプ入力するか、あるいは声で命令をおこなうことで、電子データをさまざまに活用することができる。たとえば、あるワードについて検索したいとき、「“聖杯” 検索」とスマートフォンに向かってしゃべると、本のどこに該当箇所があるのか、情報を耳で聞き取ることができる。

また、お気に入りのフレーズや、気になるパラグラフがあったなら、たとえば「35ページ、パラグラフ2 コピー」としゃべれば、その部分をコピー、保存して、後で読むことも可能だ。好きなページにコメントや記述を作成することもできるので、“自分なりにカスタマイズした読書体験”を残せるようになり、この記録を友人とシェアして、どんなフレーズが気に入っているのか、どういう解釈をしているのかといった記述を通じ、友人に“私ならではの読み方”を楽しんでもらうことも可能だ。

これまで読書というものは、どうしても個人がそれぞれ独りで体験する性質のものであったが、電子書籍とリアルの書籍のよいところをドッキングさせた「Booke」があれば、今までの読書体験の常識を変え、より開かれた体験として新たに楽しむことができそうだ。

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