アジアやヨーロッパで自転車シェアサービスを展開しているMobikeは、間もなく米国の首都ワシントンD.C.で、より利用しやすい形態にしたパイロット事業を始める。
貸し出し・返却ステーションは設置せず、レンタルしたい人はアプリで近くにある利用可能な自転車を探し出せるというもの。パイロット事業がうまくいけば、全米展開する計画だ。
・開錠もスマホで
新サービスでは、ユーザーはステーションの代わりに街中の通りなどでレンタルしたり返却したりしする。公共の駐輪可能エリアであればどこでにも返却できるので、ステーション制よりもレンタル・返却が自由になる。
また、各自転車にはGPSなどが埋め込まれていて、レンタルするときは専用アプリを使って自分の周辺で使用可能なものがないか探し出せるのも便利。自転車についているQRコードをアプリでスキャンすれば開錠でき、レンタルに関する手続きがすべてスマホで完了する。
・30分の使用で1ドル
使用料は30分ドル(約112円)。タクシーや、バス・地下鉄といった公共交通機関よりも格段に安いので、近場への移動のとき有効な手段となりそうだ。
また、メンテナンスをする必要はなく“乗り捨て”も可能な分、自転車を所有するより手軽な面もあり、受け入れられる余地は大いにありそうだ。
Mobike